河合塾講師が分析する大学別・教科別学習アドバイス。昨年度入試の分析や今年度入試の対策・学習アドバイスを掲載しています。

英語

※前年度入試の学習アドバイスです。今年度情報は9月下旬より順次更新いたします。

2017年度入試の問題分析

例年同様に、大問6 題の構成で、出題形式も変更なし。解答形式はすべてマークシート方式で、マーク数は48(2016年度と同じ)。出題内容は、長文読解(タイトル選択を含む内容一致型の設問など10問)を中心に、発音・アクセント( 2 種類で8 問)、文法・語彙(ごい)問題( 3 種類で17問)、語句整序(日本文なしの形式で6 問)、対話文空所補充( 2 種類で7 問)という構成になっている。出題内容はバラエティに富み、幅広い角度からオールラウンドな英語力が試されている。難易度は、高校の教科書レベルの内容がきちんと理解できていれば十分に対処できる問題がほとんどである。ただし、試験時間に対して問題量が多く、選択肢もすべて英文であることを考えると、かなりのスピードが要求される。全体的に見て、英文量・設問形式・難易度のいずれもがセンター試験レベルと考えるとわかりやすいだろう。イラストに関する設問や数字・計算式の読み方など、受験生がおろそかにしがちな項目を問う設問は独自のもので、全体に良質な問題がそろっているといえる。

2018年度入試対策・学習アドバイス

過去問対策は万全に

設問数が多く、出題内容も幅広いので、過去問を通して、時間配分には十分な配慮をしておきたい。同時に、独自の多彩な出題形式にも習熟しておくことが大切で、過去問を最大限に活用して万全の対策で本番に臨みたい。

文法・語法と会話文は必出

文法・語法問題では、中核となる基本事項が網羅的に出題されているので、これまでの授業の総復習を通じて、基本構文、文法・語法、語彙(ごい)などを確実に身につけておくことが最優先となる。なお、数字や数式や記号の読み方など、いわば受験生の盲点を突くような実用面を重視した設問も含まれるので、十分な対策をとっておく必要がある。会話文問題では、特別に難しい会話表現が出題されているわけではないが、応答表現などの基本的な会話表現に習熟しておく必要がある。選択肢の設定パターンが異なる2 種類の対話文による出題なので、前後の受け答えから、話の流れを正確に読み取る力を身につけておくことが大切である。

表現力が多角的に試されている

語句整序問題では、語彙(ごい)や文法・語法だけでなく、正確な構文把握力が要求される。「日本文なし」の形式であるため、与えられた語をどのように組み合わせればよいかを見抜く力が必要で、英語の表現力が多角的に試されているので、十分な対策が必要である。

長文読解には速読力が欠かせない

500~600語程度の英文を素材にして、内容一致(タイトル選択を含む)を中心に、空所補充など10問が出題されている。これまで読んできた教科書や問題集の英文を利用して、語彙(ごい)や文法事項などを確認しながら、正確な文脈理解に努めるとよいだろう。実際に問題を解く際には、まずは質問文に目を通し、どういう内容の質問が用意されているのかをあらかじめ確かめておいてから、本文との読み合わせをするのが効率的だろう。該当箇所が見つかったら、本文と選択肢の内容を吟味するという読み方に習熟しておくことが大切である。なお、食文化や健康に関する論説文や新聞記事を素材にするケースが多いので、日頃から新聞や雑誌の記事などを利用してこの種の英文を読み慣れておくとよいだろう。