河合塾講師が分析する大学別・教科別学習アドバイス。昨年度入試の分析や今年度入試の対策・学習アドバイスを掲載しています。

英語

2017年度入試の問題分析

大問5題で構成されており、独自の多彩な出題形式による設問で、幅広い角度からオールラウンドな英語力が試されている。出題内容は、長文読解(300〜400語の英文による、空所補充や下線部意味選択や内容一致・不一致など)を中心に、会話文(長めの会話文中の6つの空所に適するものを選ぶ)、文法・語法(空所補充6問と同意文完成4問)、語句整序(3問)とバラエティに富んでいる。解答形式はすべてマークシート方式。難易度は、高校の教科書レベルの内容がきちんと理解できていれば十分に対処できる問題が大半を占めている。基本事項の確認問題が多いので、落ち着いて問題に取り組み、不注意なミスのないようにしたい。ただし、全体的に問題量が多く、設問形式が多様であることを考えると、試験時間内で処理するにはかなりのスピードが要求される。特に、会話文問題は選択肢の英文も含めると分量的にはひとつの読解問題に匹敵するといえるし、語句整序問題は日本語が与えられているものの選択肢の数が9〜10と多いので注意を要する。

2018年度入試対策・学習アドバイス

時間配分に注意しよう

大問数が多く、出題内容も多岐にわたっているので、まずは過去問を通して、時間配分には十分な配慮をしておきたい。同時に、多様な独自の出題形式にも慣れておくことが大切で、過去問は最大限に活用して本番に臨みたい。

読解問題では多彩な設問形式に慣れておくことが大切である

読解問題では、英文の分量は標準的なものであるので、英文を速く読むことにとらわれて雑な読み方をしないように心がけよう。高度な語彙(ごい)力を必要とする英文は出題されないので、基本的な語彙(ごい)の習熟に努めると同時に、過去問を通して多彩な設問形式に慣れておくことが大切である。下線部意味選択や文章全体に関わる内容真偽問題もあり、的確に文脈が把握できているかどうかが問われているので、この種の設問形式に習熟しておく必要がある。

文法・語法問題は基本事項を確実にマスターする

文法・語法問題は、様々な項目からバランスよく出題されているので、これまでの授業やテキストの総復習を通じて、基本構文、文法・語法、語彙(ごい)などを確実に身につけておくことが不可欠である。同意文完成問題については、典型的な書き換えの表現パターンを数多く覚えておく必要がある。

会話文問題では文脈理解がポイント

会話文問題では、特別に難しい会話表現は出題されないが、応答表現などの基本的な会話表現には習熟しておく必要があるので、過去問や問題集などを利用して十分な対策をとっておこう。長めの会話文であることに加えて、空所に適する文(疑問文を含む)を補う形式であるので、会話全体の流れを正しく理解することが前提となるのはいうまでもないが、選択肢の意味内容の吟味も正解への重要なプロセスとなる。

語句整序問題で点差が開く

語句整序問題は得点差のつきやすい設問形式であるので十分な対策が必要である。選択肢の数が多いので、文全体の構造や構文には特に留意する必要がある。正確な構文把握力や語彙(ごい)力が多角的に試されているので、教科書・問題集や辞書の例文などを利用して、基本構文を確実に使いこなせるようにしておくことが大切である。