河合塾講師が分析する大学別・教科別学習アドバイス。昨年度入試の分析や今年度入試の対策・学習アドバイスを掲載しています。

英語

※前年度入試の学習アドバイスです。今年度情報は9月下旬より順次更新いたします。

2018年度入試の問題分析

2日間の日程で2回試験が実施される。2つの試験は同形式同レベルで、文法語法問題1題8問、長文読解問題4題、会話問題1題8問、整序英作文問題1題8問の大問7題の構成になっている。文法語法問題、会話問題、整序英作文問題はいずれもスタンダードな良問で、センター試験対策教材をしっかりと仕上げれば高得点が狙えるだろう。長文はおよそ400~600語で、内容把握をメインとした出題形式のものと、語義問題や文法問題を絡めた設問形式メインのものがある。90分という試験時間を考慮すると、長文問題は1題平均15~20分で解くことが目標となるが、時間配分は長文の語数だけでなく、設問の数と種類、文章のタイプ(論説文、小説、エッセイ)で調整するようにしたい。すべての長文を同じペースで読むのではなく、速読と精読を切り替えながら読めるように意識したい。

2019年度入試対策・学習アドバイス

文法・語法問題対策

文法語法問題、整序英作文問題では、センター試験レベルの基本問題を徹底的にやり込もう。長文問題を落ちついて解くために、文法語法問題、整序英作文問題は精度だけでなく、速さも求められるからだ。

長文読解問題対策

2018年度の[II]は2日とも約400語の小説の長文問題であった。受験勉強では長文問題対策が論説文に偏りやすく、そのため小説やエッセイを苦手とする受験生が多い。小説・エッセイは、使われる語彙(ごい)が論説文と異なるだけでなく、出題のポイントも変わってくるため、普段の長文読解でも積極的に小説・エッセイも取り入れるようにしてもらいたい。設問も多いため精読が基本となる。

[III]と[V]は600~700語のやや長めの長文問題。内容把握の客観式問題なので速読が基本。ただし、実力の伴わない速読は単なる拾い読みになりかねないので、まずは精読でしっかりと英文の読み方をマスターすることから始めよう。

[IV]は空所補充問題や語義選択問題の多い約500語の長文問題。空所補充問題では、意味だけでなく文構造にも注目しながら読まないといけない。以上のように異なるタイプの長文素材と様々な設問によって、総合的な読解力を問う構成になっている。そのため、対策もそれに合わせて多様な長文読解問題に取り組むことが必要だ。

外部試験の活用

白百合女子大学では、英語力の判定において一般入試だけでなく、英検、GTEC、TOEFL、TOEICなどの外部試験も採用している。実際にこれらの外部試験を受けるかどうかは別としても、様々なタイプの試験問題を数多く解くことで応用力がつくので、これらの対策教材も普段の学習にぜひ取り入れてみよう。

過去問対策

問題量が多いため、過去問演習で全体を通して解く訓練が欠かせない。まずは90分の時間制限内で終わらせ、さらにその後でもう一度時間無制限で解き直してみよう。急いだことが原因でどんなミスが生じるか確認し、次の過去問演習の課題にするように。また、過去問演習では、1分でも余ったら制限時間ぎりぎりまで見直しをすることも忘れずに。