河合塾講師が分析する大学別・教科別学習アドバイス。昨年度入試の分析や今年度入試の対策・学習アドバイスを掲載しています。

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2017年度入試の問題分析

大問数は日程によって異なる(4~7題)が、小問数が40問であることはすべての日程に共通している。読解総合問題・文法問題はどの日程でも出題されているが、発音問題・熟語問題・図表問題・整序問題・単語の定義に関する問題・対話応答問題・正誤問題は日程によって出題の有無が異なるので、受験する日程に応じた対策をしておこう。全体的には標準レベルなので、高校で履修した語彙(ごい)や文法をマスターしておけば十分に対応できるといえる。読解総合問題では空所を埋めさせる問題や本文中の語を言い換えさせたりする設問も多く、前後の文脈や流れをくみ取った論理的な読解技術が必要である。全問マークシート方式ではあるが、多種多様な問題を解くことになるので時間配分には十分に注意すること。読解総合問題で時間を使いすぎるとほかの問題を解く時間が不足するので、文法問題のような知識系の問題から先に解き始めるとよいだろう。

2018年度入試対策・学習アドバイス

語彙(ごい)は「音読」で対策せよ

語彙(ごい)力とは、スポーツにおける「基礎体力」である。文法・読解に関わらず、まずは高校レベルの語彙(ごい)力をマスターすることがすべての基本であり、単語集・熟語集などでしっかり対策する必要がある。その際には、漠然と単語を目で追って覚えようとするのではなく、発音を意識して音読しながら覚えるように心がけよう。そうすれば、発音問題対策になるだけでなく熟語問題でも大いに役立つはずだ。

文法は「根拠」を重視せよ

文法とは、スポーツにおける「ルール」そのものである。どんなに運動神経が優れていてもルールを熟知していなくては競技に勝てないように、文法が不安なままでは決して英語力は向上しない。英文を構成する「ルール」の正確な知識こそが、合否を分けるといえるだろう。実際に出題される文法問題は標準レベルだが、全範囲からランダムに問われるので、問題集で対策するときには正解を丸暗記するのではなく「なぜこの答えになるのか」という根拠を明確にしよう。特に正誤問題では文法・語法的に誤った部分を見抜く必要があるので、このような根拠を大切にすること。

構文や定型表現は「例文」を暗記せよ

入試頻出の構文や定型表現が素直に出題されやすいので、典型的な例文をそのまま頭に入れておくとよい。音読を重ねて例文を再現できるようにしておけば、入試本番で同じパターンが出てきた時に即座に正解を導ける。「どこかで聞いたことがある」という不完全な記憶では意味がないので、正確な形で記憶しておこう。

読解は「大意」を把握せよ

読解総合問題では内容一致や空所補充だけでなく、下線部の単語の言い換えなど様々な角度から出題される。その際に必要なのは「枝葉末節にこだわらず大意を把握する」という読解方針だ。つまり、1文ずつ和訳してから考えるのではなく、筆者の主張の大意を把握することに集中しよう。そうすれば、内容一致問題のような文章全体に関する問題に対応できるだけでなく、空所補充や単語の言い換えのような推測力を問う出題にも十分対応できる。常日頃から、「この文脈ならこういう内容が続きそうだ」という推測をしながら読み進める練習をしておこう。