河合塾講師が分析する大学別・教科別学習アドバイス。昨年度入試の分析や今年度入試の対策・学習アドバイスを掲載しています。

英語

※前年度入試の学習アドバイスです。今年度情報は9月下旬より順次更新いたします。

2018年度入試の問題分析

大問数は日程によって5~7題と異なるが、小問数が40問であることは共通している。読解総合問題・文法問題はどの日程でも出題されるが、発音問題・熟語問題・整序問題・対話応答問題・正誤問題は日程によって出題の有無が異なるので、受験する日程に応じた対策をしておきたい。全体的には標準レベルだが、高校で履修した語彙(ごい)や文法を駆使して解答しなければならないので、苦手分野をつくらずにバランス良く英語力を鍛えておく必要がある。読解総合問題では内容一致問題のような典型的な出題だけでなく、空所を埋めさせる問題や本文中の語を言い換えさせる設問も多く、前後の文脈や本文全体の流れを把握したうえでの論理的な読解スキルが求められている。全問マークシート方式ではあるが、様々な種類の問題を解くことになるので時間配分には十分に注意しよう。読解総合問題で時間を使い過ぎるとほかの問題を解く時間が不足するので、文法問題のような知識系の問題から解き始めるとよいだろう。

2019年度入試対策・学習アドバイス

語彙(ごい)対策は「音読」で

語彙(ごい)力とは、スポーツでいえば「基礎体力」である。まずは高校レベルの語彙(ごい)力をマスターすることがすべての基本であり、単語集・熟語集などでじっくり対策する必要がある。その際には、単語・熟語を漫然と目で追って覚えようとするのではなく、必ず音読しながら覚えるように心がけよう。そうすれば、熟語問題だけでなく発音問題でも大いに役立つはずだ。

文法は「根拠」を重視せよ

文法とは、スポーツでいえば「ルール」である。どんなに才能豊かな選手でも、ルールをよく知らないままでは競技に勝てない。同様に、文法が不安なままでは英語力は向上しないので、英文を構成する「ルール」を正確に理解しておくことが肝要だ。国士舘大学の文法問題は標準レベルだが全範囲から出題されるので、問題集で対策するときには正解を丸暗記するのではなく「なぜこの形になるのか」「なぜこの選択肢は不適切なのか」という根拠を重視しよう。特に正誤問題では文法的に誤った部分を見抜く必要があるので、普段からこのような根拠を大切にすること。

構文や定型表現は「例文」の形で暗記せよ

重要な構文や定型表現がダイレクトに出題されやすいので、典型的な例文をそのまま頭に入れておくとよい。音読を重ねて例文を再現できるようにしておけば、入試で同じパターンが出てきたときに「あっ、あの構文だ!」と即座に正解を導ける。うろ覚えでは入試に通用しないので、正確な形で記憶しておこう。

読解は「大意」を把握せよ

長文読解とは、スポーツでいえば「試合」そのものであり、ここで得点できるかが合否を分けるといってもよい。国士舘大学の読解総合問題では内容一致・空所補充・下線部の表現の言い換えなど様々な角度から問われるが、ここで重要になるのは「大意を把握する」という読解方針だ。つまり、1文1文の和訳にこだわるのではなく、筆者の主張の大意を把握することに集中しよう。そうすれば、内容一致問題のような文章全体に関する出題に対応できるばかりか、空所補充や下線部の表現の言い換えのような推測力を問う出題にも十分対応できる。普段から「この文脈ならこういう内容が入りそうだ」という推測を行いながら読み進める訓練をしておこう。