河合塾講師が分析する大学別・教科別学習アドバイス。昨年度入試の分析や今年度入試の対策・学習アドバイスを掲載しています。

英語

2018年度入試の問題分析

例年同様大問4題からの構成になっている。(1)・(2)が長文総合問題、(3)が文法・語法問題、(4)が2017年度と傾向が変わり、与えられた日本文に対してそれにふさわしい英訳を選ばせる問題となっている(2017年度は語彙(ごい)を問う問題)。すべてマークシート方式の客観問題で、記述式のない私立大学に典型的な問題である。長文の割合がかなり高く、総設問42問中(2017年度は40問)、(1)・(2)が28問(約67%)、(3)・(4)が14問(約33%)となっている。約7割が長文総合問題という年度もあったので、長文読解の対策は必須である。主だった特徴を述べると、長文総合問題では、英文の内容について英語や日本語の選択肢を選ばせる問題や適語補充問題、さらには発音・アクセントの問題や整序作文の問題が出題されている。また、(3)・(4)に関しては、2018年度は前で述べたような形式であったが、過去には、正誤問題、熟語に関する問題、会話問題、与えられている英文と同じ意味の英文を選ばせる問題など多様な問題が出題されているので様々な問題に対処できるように対策を講じる必要がある。難易度に関しては、標準といったところである。

2019年度入試対策・学習アドバイス

國學院大学の入試問題で問われているのは、読解力、文法・語法の知識、会話表現の知識、語彙(ごい)力(単語・熟語)のどれをとってみても基本的なものから標準的な英語力である。難解な問題はほとんど出題されないので、基礎を徹底した学習に取り組むことで十分に合格点が取れると考えられる。ただ、【問題分析】で述べたように、長文問題の割合が高いので英文読解の学習に力点をおく必要がある。以下に2点学習のポイントを挙げておく。

英文読解の学習

出題されている英文の量(500~600words)、および語彙(ごい)のレベルは標準的なものなので特別な学習をする必要はないが、より多くの英文に触れる必要がある。その際、いたずらに長文の問題を解くだけでは力がつかないので、意味が理解できない英文に接したときには、文型をとって意味を考えてみたり、内容や段落間の論理関係を考えてみたり、ときには実際に日本語に訳出したりしながら一つひとつの文章の理解に丁寧に取り組むことが大切である。答え合わせをする際には、なぜその答えになるのか根拠を考えてみることも必要である。さらには、読むスピードを上げるために音読をすすめたい。音読といってもただ声に出して読むだけでは効果がないので、これまでに学習した長文のなかで骨のある長文を5~10題程度選び出し、語(句)の意味と構文と訳を確認したうえで10行1分以内を目安として繰り返し練習してほしい。

語彙(ごい)力の養成および文法・語法の知識の定着

【問題分析】で述べたように、(3)・(4)に関しては(1)・(2)と較べると設問数は多くはないが、これまで多様な問題が出題されているので、単語・熟語、文法・語法はじめ全般的な学習が必要となる。近年、語彙(ごい)の問題が多く出題されているので、単語・熟語の学習には力をいれてほしい。何よりも長文問題の対策にもなるので重要な単語や熟語などは実際に紙に何度も書いて確実に身につけてほしい。また文法・語法の学習においても2、3冊の問題集を用意し、解答の根拠を自分に説明できるようになるまで繰り返し学習してほしい。