河合塾講師が分析する大学別・教科別学習アドバイス。昨年度入試の分析や今年度入試の対策・学習アドバイスを掲載しています。

英語

2017年度入試の問題分析

大問4題からの構成は例年同様で[1]・[2]が長文総合問題、[3]は文法・語法問題(2016年度は語の定義文とその使用例が与えられ、それに適する語を5つの選択肢のなかから選ばせる問題)、[4]は語彙(ごい)を問う問題で、それぞれ2文ずつ与えられ空所に適する共通の語を選ばせる問題となっている。すべて選択式の客観問題で、記述式のない私立大学に典型的な問題である。長文の割合がかなり高く、総設問40問中、[1]・[2]が26問(65%)、[3]・[4]が14問(35%)となっている。約7割が長文総合問題という年度もあったので、長文読解の対策は必須である。主だった特徴を述べると、長文総合問題では、英文の内容について英語や日本語の選択肢を選ばせる問題や空所に適する語(句)を選ばせる問題、さらには発音・アクセントの問題や整序作文の問題が出題されている。また、[3]・[4]に関しては、2017年度は前述のような形式であったが、過去には、正誤問題、熟語に関する問題、会話問題、与えられている英文と同じ意味の英文を選ばせる問題など多様な問題が出題されているので様々な問題に対処できるように対策を講じる必要がある。難易度に関しては、標準といったところである。

2018年度入試対策・学習アドバイス

國學院大学の入試問題で問われているのは、読解力、文法・語法の知識、会話表現の知識、語彙(ごい)力(単語・熟語)のどれをとってみても基本〜標準レベルである。難解な問題はほとんどないので、基礎を徹底した学習に取り組むことで十分に合格点が取れると考えられる。ただ、【問題分析】で述べたように、長文問題の割合が高いので、英文読解の学習に力点を置いて取り組む必要がある。以下に2点学習のポイントを挙げておく。

英文読解の学習

出題されている英文の分量(500〜600words)・語彙(ごい)のレベルは標準的なものなので特別な学習をする必要はないが、より多くの英文に触れる必要がある。その際、意味が理解できない英文に接したときには、文型をとって意味を考えてみたり、内容や段落間の論理関係を考えてみたり、ときには実際に日本語に訳出したりしながら一つひとつの文章に丁寧に取り組むべきである。また、選択肢の意味を本文同様正確につかんで解答する訓練と、答え合わせをする際、なぜその答えになるのか、根拠を考えてみることも大切である。さらには、読むスピードを上げるために音読をすすめたい。音読といってもただ声に出して読むだけでは効果がないので、これまでに学習した長文のなかで骨のある長文を5〜10題程度選び出し、語(句)の意味と構文と訳を確認したうえで10行1分以内を目安として繰り返し練習してほしい。

語彙(ごい)力の養成および文法・語法の知識の定着

【問題分析】で述べたように、[3]・[4]に関しては設問数は多くはないが、これまで多様な問題が出題されているので、単語・熟語、文法・語法をはじめ全般的な学習が必要となる。近年、語彙(ごい)の問題が多く出題されているので、単語・熟語の学習には力を入れてほしい。何よりも長文の対策にもなるので、重要な単語などは実際に紙などに何度も書いて確実に身につけてほしい。また文法・語法の学習においても2、3冊の問題集を用意し、解答の根拠を自分に説明できるようになるまで繰り返し学習してほしい。