河合塾講師が分析する大学別・教科別学習アドバイス。昨年度入試の分析や今年度入試の対策・学習アドバイスを掲載しています。

生物

※前年度入試の学習アドバイスです。今年度情報は9月下旬より順次更新いたします。

2017年度入試の問題分析

医学部は試験時間100分(理科2科目)、解答形式はマークシート方式である。「呼吸」「免疫」「神経系と学習行動」のテーマから、知識・考察問題が出題された。知識問題を中心にやや全体の分量が多いため、教科書にある知識を確実に習得し、正確かつ迅速に解答する練習が必要である。獣医学部・海洋生命科学部は試験時間60分(理科1科目)、解答形式はマークシート方式である。「ホルモン」「生物における炭素と窒素の利用」「進化」のテーマから、知識・考察問題が出題された。毎年、計算問題が多く出題されており、対策を立てる必要がある。なお、2017年度入試では、集団遺伝に関する計算問題が出題された。理学部は試験時間90分(生物科学科受験生は生物・化学の両分野から3題ずつ計6題のなかから任意の3題を選択)、解答形式はマークシート方式である。「細胞」「遺伝子」「発生」「免疫」「進化」などのテーマから知識・考察問題が出題された。難度の高い考察問題も出題されており、知識の習得と並行して、考察力の養成が重要である。看護学部は試験時間60分(理科1科目)、解答形式はマークシート方式であり、「細胞」「恒常性」「植生と生態系」のテーマから、医療衛生学部も試験時間60分(理科1科目)、解答形式はマークシート方式であり、「タンパク質の構造と機能」「DNAと細胞周期」「生命の起源と生物の進化」のテーマから基本・標準レベルの知識問題が中心に出題された。

2018年度入試対策・学習アドバイス

知識の習得

理学部では難度の高い問題も出題されるが、全学部とも出題の多くは標準レベルの問題である。高校の教科書の内容をしっかりと理解、記憶することから始めよう。なお、生命・医療科学の総合大学である北里大学では、人体の構造と機能に関する出題が多いが、例年、幅広く様々な分野から出題されており、全分野確実に知識を習得しておく必要がある。教科書をしっかりと理解したうえで、確実に記憶を定着させること。その際、わからない内容は参考書を用い調べるというような手順がよい。

知識を使いこなせるように

教科書で知識を習得すると同時に、問題集で知識の定着の確認を行う。かつ、考察問題を解くことで、論理的思考力を養う。北里大学の生物では、基本知識問題はもちろん、計算・考察問題まで広く出題されるので、教科書および問題集を使った学習を同時に並行して進める必要がある。

過去問題集を用いて

学部ごとに問題の難易度と出題傾向は毎年類似しているので、過去問の演習を行うことで、入試で要求されるレベルなどを事前に知ることができる。また、マークシート方式の解答形式に慣れておく必要もある。このように、過去問の演習を行うことは受験する際にとても有利となるので、現在の学習進行状況によっても異なるが、できるだけ早い時期から過去問題集を用いた入試問題研究もしっかりと行うようにしたい。

最後に

教科書、問題集を用いて正しい方法で勉強することが大切である。そして、勉強を継続すること。継続することにより生物のおもしろさがわかってくるし、何よりも成績が上昇する。生物は努力の量に比例して、確実に成績が伸びる教科である。