河合塾講師が分析する大学別・教科別学習アドバイス。昨年度入試の分析や今年度入試の対策・学習アドバイスを掲載しています。

世界史

※前年度入試の学習アドバイスです。今年度情報は9月下旬より順次更新いたします。

2018年度入試の問題分析

大問数は2017年度同様10題であった。小問数は例年50問となっており2018年度も同様であった。試験時間は60分で十分な見直しをするにはやや厳しいといえるだろう。例年、出題形式はすべてマーク式で、4択問題を中心に5択問題も出題される場合がある。また、正誤判定問題を中心に空欄補充問題や一問一答問題で構成されている点は、例年とほぼ変わらない。正誤判定問題は複数の文章から正文もしくは誤文をひとつ選ぶ一般的なものだけでなく、2つの文の正誤の組み合わせを選ぶものや、4つの文のなかから正文を2つ選ばせるものが出題されている。また例年写真や地図を用いた問題が数問出題されている。2018年度は写真を用いた出題はなく、地図を用いた問題が3題出題された。2017年度と同様に事項の順を問う整序問題が出題されており、出題形式として定着したといえる。出題される時代は古代・中世から近現代史まで幅広く、先史時代からの出題も見られる。

2018年度はネアンデルタール人の精神文化に関する出題から1973年の第4次中東戦争に関する事項まで問われた。出題される地域はヨーロッパ・アジアを中心にこちらも幅広い。分野としては政治史が中心だが、例年文化史の出題比率が高めなので注意したい。難易度は、正誤判定問題の一部で細かい知識が必要なものも見られるが、それ以外は基本~標準的な知識で対応できるものが大半を占めている。

2019年度入試対策・学習アドバイス

基本~標準事項の理解

前述のように、正誤判定問題の一部で細かい知識が必要なものも見られるが、それ以外は基本~標準的な知識で対応できる問題であることから、桜美林大学の対策には教科書を中心とした学習が有効である。ただし、写真や地図を用いた問題が比較的多いため、本文だけでなく写真や地図にもしっかり目を通しておきたい。また、事項の順を問う整序問題が出題されることから、年号や歴史の流れを意識して学習することが大切である。

正誤判定問題の対策

桜美林大学の世界史の問題は、正誤判定問題が中心となっている。こういった問題に対処するためには、用語のやや細かい内容を知ることが必要である。そのためには用語集を活用し、少しでも曖昧な用語があったらすぐに調べる習慣をつけておきたい。また、普段から正誤判定問題を解く際には、ただ単に解くだけでなく、ノートなどに「その文章を誤文と判断した理由」を書き、解説を読んでそれが正しいかどうかも確認してみよう。正誤判定問題対策としてこのやり方は有効なので、ぜひ実践してもらいたい。

写真・地図問題の対策

桜美林大学では、例年写真や地図を用いた問題が出される。そのため、教科書や資料集を活用し、掲載されている写真・地図をしっかり見る習慣をつけておきたい。写真では特に絵画・建築物に注意したい。センター試験の過去問を解くことも有用である。

過去問研究の必要性

どの大学を受験するにしてもいえることであるが、過去問を早めに入手して解くことを勧めたい。通史の学習を終えていなくても、既習範囲の問題を解いてその難易度や傾向を知ることで、今後の学習の指針を立てることができるからである。