河合塾講師が分析する大学別・教科別学習アドバイス。昨年度入試の分析や今年度入試の対策・学習アドバイスを掲載しています。

日本史

※前年度入試の学習アドバイスです。今年度情報は9月下旬より順次更新いたします。

2018年度入試の問題分析

大問は4題、設問は50問から構成される。解答形式はすべてマーク式である。用語の選択・組み合わせ、正誤判定・組み合わせ、年代配列、という形式からなり、センター試験とほぼ同じ形式が採用されているのが特徴である。出題されている時代は、原始・古代から近現代までの全範囲であり、大問ごとに原始・古代、中世、近世、近現代で構成され、戦後史は毎年出題されている。出題される分野は、政治・外交・経済・文化といった全分野であるが、文化史に関する出題がやや多い傾向がみられる。出題の素材資料としては、基本史料、仏像の写真、地図、図版(都城図・下地中分の荘園絵図・マニュファクチュアの場面など)が使用されている。難易度はほぼ教科書レベルで、難度の高い出題は見られない。ほぼセンター試験のレベルと考えてよい。

2019年度入試対策・学習アドバイス

幅広い学習が必要

出題される時代や分野には偏りは少なく、教科書を中心に基本的かつ総合的な学習が要求される。苦手な時代や分野を少しでも減らしておきたい。特に近現代史や文化史に関しては、学習が遅れがちなので、すべての時代や分野にまで学習が行きわたるように幅広い学習を心がけ、少しでも苦手な時代や分野をなくしておきたい。

基本用語を確認

全体的に難問はなく、教科書レベルの用語を正確に理解・習得することが重要である。用語を選択させる問題や正誤判定問題が多く出題されているために、用語のチェックやその内容理解が必要であり、基本用語を中心に学習を進めておきたい。教科書に登場する用語でほぼ十分であるので、その内容にまで理解を進めておきたい。

正誤判定問題の対策

センター試験と同形式の正誤判定問題が出題されているので、正確な知識の理解が要求される。難易度もセンター試験とほぼ同じであるので、その対策としては、センター試験の過去問などを使った演習を日頃の学習に取り入れて、問題に慣れておくことが重要である。

史料問題対策は必須

史料問題は必ず出題されるので、その対策は必須である。出題される史料は教科書や一般的な史料集などで見られる基本的な史料が中心であり、未見・初見史料の出題は見られない。教科書や史料集に掲載されている基本史料を何度も繰り返しチェックし、出題されるポイントをしっかりと押さえておきたい。

戦後史の学習

近現代史から出題される大問では、必ず戦後史までが含まれており、戦後史まで学習がきちんとできていないといけない。時間的に戦後史の学習が十分にできていないという傾向が一般に見られるが、戦後史の学習は必須である。入試までの学習スケジュールを自分なりにきちんと立て、教科書の最後にまで学習が行きわたるようにしておきたい。

写真・図版の対策

仏像などの写真や地図などの図版を素材とする出題がなされているので、日頃から教科書や補助教材の図説などに掲載されている写真・図版などを確認しながら学習を進めることを心がけておいてほしい。