河合塾講師が分析する大学別・教科別学習アドバイス。昨年度入試の分析や今年度入試の対策・学習アドバイスを掲載しています。

英語

2017年度入試の問題分析

例年同様、60分の試験時間に対して、大問6題が出題されている。解答形式はすべてマークシート方式。出題内容は、400〜500語程度の長文読解問題を中心に、文法・語法(空所補充)、語彙(ごい)(同義語句選択)、語句整序(日本文あり)、会話文(英問英答形式の内容一致と空所補充)、中文空所補充と多岐にわたっており、幅広い角度からオールラウンドな英語力が試されている。難易度は、高校の教科書レベルの内容がきちんと理解できていれば十分に対処できる問題がほとんどである。ただし、試験時間に対して問題量が多く、読解問題の比重も大きいので、かなりのスピードが要求される。全体的な印象としては、分量・設問形式・難易度のいずれもがセンター試験レベルと考えるとわかりやすいだろう。会話文や語句整序は設問数も多く、過去問をきちんとやりこなすだけで十分な量の演習になるはずだ。読解問題は短めの英文と長めの英文が出題されていて、空所補充や同意表現選択や英問英答形式での内容一致といった文脈把握型の設問が中心となっている。

2018年度入試対策・学習アドバイス

過去問対策は万全に

大問数が多く、出題内容も幅広いので、過去問を通して、時間配分には十分な配慮をしておきたい。同時に、独自の多彩な出題形式にも習熟しておくことが大切で、過去問を最大限に活用して万全の対策で本番に臨みたい。

文法・語法と会話文は必出

文法・語法問題では、中核となる基本事項が網羅的に出題されているので、これまでの授業の総復習を通じて、基本構文、文法・語法、語彙(ごい)などを確実に身につけておく必要がある。語法や語の定義、意味の似た単語・イディオムの使い分けが問われることも多いので、単に訳語を暗記するだけではなく、語法や微妙なニュアンスの違いにも注意する必要がある。会話文問題では、特別に難しい会話表現が出題されているわけではないが、応答表現などの基本的な会話表現に習熟しておく必要がある。読解問題では、中文による空所補充と、長文による同意表現選択と内容一致との2種類が出題されるのが特徴的で、前後の受け答えから、話の流れを正確に読み取る力を身につけておくことが大切である。

表現力が多角的に試されている

語句整序問題では、語彙(ごい)や文法・語法だけでなく、正確な構文把握力が要求される。選択肢の数は標準的なものであるが、長めの英文で出題されることもあるので、文全体の構造や構文に留意する必要がある。英語の表現力や語彙(ごい)力が多角的に試されているので、十分な対策が必要である。

読解問題では文脈理解がポイント

読解問題への対策としては、これまで読んできた教科書や問題集の英文を利用して、語彙(ごい)や文法事項などを確認しながら、正確な文脈理解に努める必要がある。空所補充の設問では、パラグラフの趣旨や英文全体の流れを正確に読み取る力はいうまでもないが、選択肢に与えられている語句自体に関する文法・語法上の知識も問われているので、語彙(ごい)力の拡充に努めることも大切である。また、内容一致関連の設問は多彩な形式で出題されているので、こうした文脈把握型の選択肢と本文とを照らし合わせながら読み進めていく速読力を身につけておくと、効率よく問題が処理できるようになるだろう。