河合塾講師が分析する大学別・教科別学習アドバイス。昨年度入試の分析や今年度入試の対策・学習アドバイスを掲載しています。

英語

2018年度入試の問題分析

例年同様学部ごとに多種多様な問題が出題されている。私立大学に典型的な長文総合問題から単語や熟語の知識を問うもの、文法・語法、会話表現、英文和訳、和文英訳、自由英作文、説明問題、リスニングの問題まで多岐にわたっている。また、読まなければならない英文の量も英問英答の設問を含めるとかなり多い。以下に注意してほしい学部ごとの問題の特徴を挙げておく。 ①文・経済・経営・理工・法学部のA方式では英文和訳の問題が出題されており、文・法学部の問題は難関国公立大学並みのレベルである。②教育人間科・文・経営学部では和文英訳の問題が出題されている。また、文・法学部のA方式、経済・国際政治経済学部では自由英作文が出題されている。教育人間科・文学部の和文英訳の問題は難関国公立大学並みのレベルなのでしっかりとした対策が必要である。③全学部日程、文・理工学部では整序作文の問題が出題されている。④国際政治経済学部では英文の内容を日本語(130~150字)で説明させる問題が出題されている。

2019年度入試対策・学習アドバイス

2018年度の入試に関しては、教育人間科学部を除いては、読む英文の量に変化はあるものの出題形式に大幅な変更は見られなかった。過去問を用いて学習する際は、最低でも過去3年分を解いておく必要がある。また、受験しない学部に類似問題がある場合はそれらを利用するとなお効果的である。リスニングが課される学部・学科・方式もあるので注意したい。以下に学習のポイントを挙げておく。

英文読解の学習

すべての学部で長文総合問題が出題されているが、実際の入試ではその他の問題も解かなければならないことを考慮に入れるとかなりの速読力が要求される。できる限り多くの英文に触れ、精読と速読の両方に取り組む必要がある。また、英文和訳や和文英訳が出題される学部を受験する学生は実際に日本語訳や英文を書くことを心がけたい。さらに、読むスピードを上げるために音読をすすめたい。ただ声に出して読むだけでは効果がないので、これまでに学習した長文のなかで内容が抽象的で1,000語以上の長文を10問程度選び出し、10行1分以内を目安にして、毎日音読の練習をするくらいのつもりで取り組んでほしい。

語彙(ごい)力の養成および文法・語法の知識の定着

求められている語彙(ごい)のレベルや文法・語法の知識はほとんどが標準的なものかそれ以上である。特に語彙(ごい)に関する問題は出題の比率が高いので、常日頃より自分の知らない単語や表現はノートなどに書き取り、自分なりの単語・表現集などを作成するなどして貪欲に見つけていく必要がある。

英作文の学習は必須

和文英訳の問題が課される学部を受験する学生はできる限り多くの基本例文を暗記し、数多くの問題に取り組んでほしい。また、自由英作文が課される学部を受験する学生は、早い時期からより速く平易な英語で論理的な英文を書く練習を積んでほしい。

リスニング対策

リスニングが出題される方式を受験する学生は、読まれる英文がセンター試験と違ってかなり長いので日本語に変換せず英語のまま理解したり、メモの取り方を工夫したりするなどの練習が必要である。