河合塾講師が分析する大学別・教科別学習アドバイス。昨年度入試の分析や今年度入試の対策・学習アドバイスを掲載しています。

英語(一般入試(学科別))

※前年度入試の学習アドバイスです。今年度情報は9月下旬より順次更新いたします。

2017年度入試の問題分析

学科によって多少の違いはあるものの、出題内容や設問形式は似たタイプのもので統一されており、大問5~6題で構成されている。出題内容は、文法・語法、語彙(ごい)・イディオム、会話文、長文読解などバラエティに富んでおり、幅広い角度からオールラウンドな英語力が試されている。(1)文法・語法(空所補充)、(2)語義を問うもの(同義語選択やイディオム)、(3)同意文選択、(4)会話文(空所補充)、(5)長文読解(空所補充、同意表現選択、英問英答形式による内容一致、複数のパートに分けて内容や要旨を問うもの)など、多彩な設問形式で出題されている。難易度は、高校の教科書レベルの内容がきちんと理解できていれば十分に対処できる基本的な良問が多く出題されている。ただし、全体的に問題量が多く、読解問題の比重が大きいことから、かなりのスピードで問題を処理していく必要がある。読解問題では、空所補充に特化したものや、パラグラフ単位での内容一致を問うものなど、大問ごとに統一されているので、そうした設問形式に習熟しておく必要がある。

2018年度入試対策・学習アドバイス

時間配分に注意しよう

大問数が多く、出題内容も幅広いので、時間配分には十分な配慮をしておきたい。同時に、多様な独自の出題形式にも習熟しておくことが大切である。いずれの学科も同じような形式での出題となっているので、設問の狙いやレベルを的確に把握するうえでも、過去問は最大限に活用しておきたい。

文法・語法と会話文は必出

文法・語法問題では、基本事項が網羅的に出題されているので、これまでの授業の総復習を通じて、基本構文、文法・語法、語彙(ごい)などを確実に身につけておくことが最優先となる。会話文問題では、特別に難しい会話表現が出題されているわけではないが、応答表現などの基本的な会話表現には習熟しておく必要がある。設定された状況を踏まえ、空所の前後の受け答えから、会話の流れを正確に読み取る力を身につけておくことも大切である。

表現力が多角的に試されている

英語の運用能力を試す問題として、同意文を完成させるものや、英文によるパラフレーズ(言い換え)が出題されるのが特徴である。「語句レベルの言い換え」「態や構文を変える」「内容をコンパクトにまとめる」など、英語の表現能力が多角的に試されているので、語句や構文レベルでの同意表現を数多くマスターしておく必要がある。

読解問題には速読力が欠かせない

読解問題はある程度の長さの英文を読んで、全体の要旨やテーマを選ばせるもの(パラグラフ単位で設問がつくられ、英問英答形式で中核となる内容を問うもの)や、書き出しを与えて本文の内容に一致する文を完成させるものなど、内容一致型の設問が中心となっている。こうした正確な文脈把握が試される問題では、選択肢の内容と本文とを照らし合わせながら、英文を読み進めていく速読力を養成することが不可欠である。英文自体は比較的短めのものであるが、これだけの問題量を試験時間内に処理するには速読力の養成が欠かせない。説明文や論説文のほかに、時事的な問題を扱った文章を素材にするケースもあるので、日頃からこの種の英文を読み慣れておくとよいだろう。