河合塾講師が分析する大学別・教科別学習アドバイス。昨年度入試の分析や今年度入試の対策・学習アドバイスを掲載しています。

現代社会

※前年度入試の学習アドバイスです。今年度情報は9月下旬より順次更新いたします。

2017年度入試の問題分析

1期試験のA日程とB日程、いずれも大問数5題という出題構成に変化はない。ただし、小問数が微増して、2017年度は、A日程が33問(実際に解答しなければならない問題数は33問)、B日程が34問(実際に解答しなければならない問題数は37問)であった。出題範囲は、A日程では、公害・地球環境問題、青年期の心理的な特徴と課題、戦後の日本経済史、立憲主義と司法制度、基本的人権とその制約、国家安全保障の原則、国際経済、B日程では、安全保障の問題を含む戦後の政治・経済史、労働問題、西洋の近代思想、日本の文化と思想、日本の統治機構と地方自治、選挙制度といった分野からである。同じ公民科の政治・経済と重なる項目がほとんどであるが、B日程では倫理と重なるところからも出題されている。2016年度と同様の語句の正しい組み合わせを選ばせる問題も出題されている。出題形式は、マークシート式であり、いずれの問題も教科書レベルの基本的な知識を問う問題である。時事的な興味・関心を問うよりも、政治や経済の制度や仕組みなどについての基本的な知識や、歴史的な成り立ちを問う問題で構成されている。

2018年度入試対策・学習アドバイス

教科書レベルの基礎知識を確実に理解しよう

東洋学園大学の現代社会の問題は、特別な対策を必要とするものではなく、ある意味、高校での学習成果を正面から問う良問ぞろいの問題であり、まずは教科書の内容を確実に理解することが、対策の基本となる。言い換えれば、センター試験の現代社会への対策をすることが、そのまま東洋学園大学への入試対策となる。教科書の内容を理解するためには、かたわらに現代社会の用語集、さらには国語辞典を置き、教科書のなかで強調されている重要語はもちろんのこと、少しでも理解があやしい言葉があれば、厭うことなく用語集や国語辞典にあたり、言葉の定義の理解を確実にすることが、有効で効率的な方法である。もし教科書が手元になければ、定評のある参考書を入手して、同様の方法で学習に取り組んでほしい。現代社会の用語集は、国語や英語の長文問題を学習する際にもぜひ活用するべきだろう。

「センター試験」の過去問で実践対策を

2017年度の過去問に取り組むのは必須の学習であるが、さらにセンター試験の過去問を活用して実践的な対策を進めることが合格への確実な方法である。センター試験は、東洋学園大学と同じマークシート式であり、出題レベルもほぼ共通している。さらに、センター試験での様々な出題形式に習熟しておくことで、本試で多様な形での出題があっても対応できる力をつけられる。過去問の演習に際しては、適当な選択肢を選べずに正解できなかったときには、なぜ選んだ選択肢が適当ではないのかを確認するのはもちろんだが、たとえ適当な選択肢を選んで正解できても、きちんと正しい根拠に基づいて適当な選択肢を選べたのか、改めて自分自身の知識の確実さを確認する作業も行ってほしい。知識をどこまで正確に、確実に習得できたか、過去問への取り組みによって確認し、不十分なところや曖昧な部分は、教科書等を使って正確に、確実に知識を身につける、その作業を繰り返し、準備万端で本試に臨んでほしい。