河合塾講師が分析する大学別・教科別学習アドバイス。昨年度入試の分析や今年度入試の対策・学習アドバイスを掲載しています。

英語

2018年度入試の問題分析

大問Iが読解総合問題、大問IIが対話完成問題、大問IIIが発音問題、大問IVが連立完成(書き換え)問題、大問Vが語句整序(並べ替え)問題という構成は2017年度から変わっていない。制限時間は50分で、すべてマークシート方式である。大部分の問題は基本~標準レベルだが、高校で学ぶ様々な知識とそれを自在に活用する運用能力が求められているので、決して簡単に解けるわけではない。読解総合問題は300~350語ほどの短めの英文から出題されており、文章全体の要旨を的確に把握できていれば十分に得点できるだろう。対話完成問題では4ヵ所の空所を4つの選択肢から埋める形式なので、自信がある箇所から埋めていけばよい。発音問題は、下線部の発音がほかの3つと異なるものを選ぶ形式で出題される。連立完成問題と語句整序問題では文法・構文・イディオムの正確な知識が求められており、曖昧な知識では正解に到達できない。1問1問は高校の教科書レベルだが、全範囲から出題されるので、苦手な単元がないようにバランスよく対策しておこう。

2019年度入試対策・学習アドバイス

語彙(ごい)は「音読」で対策せよ

読解であれ文法であれ、英語で高得点を取るには高校で履修する語彙(ごい)を確実に習得しておくことが不可欠だ。そのためには、教科書や単語集で語彙(ごい)を対策する際に、実際に声に出しながら覚えていくのがおすすめである。英単語を漫然とカタカナで認識していては、正しい発音やアクセントが身につかない。音声教材を活用して英語としての正しい音を認識して自分で発音できるようにしておけば、発音問題でも迷うことなく正解が選べるようになるはずだ。

文法は「根拠」+「例文」で対策せよ

「どこかで聞いた覚えがある」という中途半端な知識では入試問題に対応できないので、どの文法項目や構文も具体的な例文のなかで正しい形を記憶しておこう。さらに、その例文に含まれるポイントを自分の言葉で友人に説明してあげるつもりで根拠を確認しておくこと。このように根拠を踏まえて理解しておき、具体的な例文の形で認識しておけば、実際の入試でも「あっ、あの例文と同じパターンだ!」のように設問のポイントが見抜けるようになるので、多くの受験生が悩む整序問題でも自信を持って正解に到達できる。このような明確な意識を持って、標準レベルの文法問題集を1冊仕上げておこう。

読解は「段落単位での大意」を重視せよ

東洋学園大学では和訳問題のような記述式の設問はないので、文章全体の要旨が正しく読み取れているかどうかが鍵となる。そのためには、1文1文の意味も大切だが、段落単位での大意を正しく把握することがさらに大切になる。おすすめなのは、段落を読み終えるたびに「この段落では筆者は何を言いたかったのかな?」と自問自答して、その段落内容を振り返ることである。段落単位の大意が正しく把握できていれば「本文の内容に合致するものを選べ」という設問には十分に正解できる。さらに、英文を読み進める際には「この流れだと、空所にはこういう内容が入るべきだ」「この単語はこういった意味で使われているのでは?」のような推測を働かせよう。読解問題集でこのような訓練を重ねておけば、空所補充問題や下線部の内容を問う問題に必ず対処できるようになるはずだ。