河合塾講師が分析する大学別・教科別学習アドバイス。昨年度入試の分析や今年度入試の対策・学習アドバイスを掲載しています。

現代文

※前年度入試の学習アドバイスです。今年度情報は9月下旬より順次更新いたします。

2017年度入試の問題分析

例年同様、大問2題で文章読解力が主に問われている。すべてマークシート式。出題形式は、空欄補充、傍線部内容説明、本文趣旨判定などの読解型と、漢字の書きや読み、空欄補充で慣用表現などの理解を問う知識型がある。なお、文学史や文法の知識は取り上げられていない。50分の制限時間内での解答は十分可能。

2018年度入試対策・学習アドバイス

漢字の書き取りは、センター試験レベルを目標にしよう

漢字は、センター試験の過去問題を活用して実践的な練習を十分に積んでいきたい。出題は標準レベルなので手堅く得点できるようにしたい。問題を解いて答え合わせをして終わるのではなく、選択肢のカタカナ部分を使った書き取り練習を繰り返し行おう。また慣用表現などについても、問題集などで、継続して勉強しておこう。

選択肢を見る前にやるべきことがたくさんあるのが、選択型問題

本文を一読した後すぐに選択肢を見たり、傍線部の直前直後だけを見てそのときどきの自分の感覚だけを頼りにして答えを決めてしまうといった雑な作業を少しでも早く克服しよう。そもそも読解問題では、設問と傍線部の分析に基づいて本文中の答えにあたる内容を読み取るので、本文だけ見ても正答にたどりつくことはできない。本文読解のみならず設問読解も、得点に直結する重要な作業なのである。

空欄補充問題では、前後の意味内容のつながりに注意しよう

2つの文章題には、5個前後の空欄がある。空欄箇所は本文の全体構造にとって重要な部分であることが多い。接続詞や副詞を入れるにせよ、語句を入れるにせよ、空欄前後でその部分と言い換えもしくは対比になっている箇所を見つけて選択肢を検討するようにしよう。また、空欄にどのような表現を入れるべきか見当がついたとしても、選択肢になっている接続詞、副詞、二字熟語といった語の意味理解ができていなければ、正答にたどりつくことはできない。空欄補充問題の正答を決めるのは、語彙(ごい)力でもあるということを忘れないように。

いろいろなジャンルに対応できる「読む」力をつけていこう

東洋学園大学で主に出題される評論文には、多くの受験生がその読解に手を焼くことが予想される。普段の生活のなかで考えたこともないようなテーマが取り上げられるのに加え難解な表現が多く使われていて、試験本番では初見で取り組むことが求められるわけだから無理もない。だが、そうしたことが試験で課されていることが想定されるのであれば、それに合わせて対策をするべきである。問題集や模擬試験などで一度取り組んだもののうちで、読みづらさが強く残った文章を復習の際に利用し、1文ごと、段落ごとに意味内容を順に押さえ、本文全体の構成を頭のなかで組み立てる意識を持って読む練習を、日々の勉強の作業のなかに必ず取り入れ、実践、継続しよう。

問題演習は、解いた後の点検作業が最も重要

過去問や問題集による演習では、ただ解いて得点を確認して満足するのではなく、自分の答えの導き方を再現するなどの作業をして、解説に示されている解答手順と比較し、自分の足りている部分と不足部分両方を明確にするようにしよう。「経過」の点検を重視した復習を徹底しよう。