河合塾講師が分析する大学別・教科別学習アドバイス。昨年度入試の分析や今年度入試の対策・学習アドバイスを掲載しています。

英語

2018年度入試の問題分析

解答時間は60分、すべてマークシート方式で、大問は5題ある。大問1は4択の文法問題で15問、大問2は4択の語彙(ごい)問題で8問、大問3は整序英作文で3問、大問4は長文総合問題、大問5は中程度の長さの3つの文章の読解問題という構成になっている。大問1・2の文法問題・語彙(ごい)問題は基本的な文法・語法・語彙(ごい)が身についていれば正答できる問題が多い。大問3の並べ替え作文は和訳のついた基本レベルの問題である。大問4の長文総合問題は600語程度の長文で、設問は内容一致・下線部和訳・文章の主題を選ぶ問題で構成されている。大問5は150語程度の3つの文章に対し、それぞれ内容一致・文章の主題またはタイトルを選ぶ問題が各2問という構成である。

2019年度入試対策・学習アドバイス

長文読解問題対策

60分の試験時間に対して、大問1~3で計26問の小問を解き、大問4・5で合計1,000語程度の長文を読むことを考えると、必ずしも時間に余裕があるとはいえない。文章自体は難解な文ではないが、素早く読みつつも正確に解答するには長文に対する慣れが必要である。まず、長文そのものに慣れることが重要である。長文を素早くかつ正確に読むためには、語彙(ごい)力・構文力が必要となる。語彙(ごい)に関しては、高校の教科書や予備校のテキストに現れた未知の単語を地道に覚えるとともに、単語集も利用しよう。構文に関しては、構文集を繰り返し学習し、反射的に文意が取れるようにしてほしい。もうひとつは長文問題の設問に対する慣れが大切である。ペース配分も意識したうえで多くの過去問を演習することで、設問の形式に慣れ、解答の順序などの自分なりのパターンができれば、その分だけ時間が節約でき、じっくり長文を読む余裕も生まれるはずである。また長文に慣れるうえで重要なのが音読である。音読を行うことで、英語を英語の語順のまま理解する力が養成される。話の流れを意識しながら多くの長文を読み、単語・構文を正確に理解したうえで復習の最後に音読を行うのが効果的である。

文法問題・並べ替え作文対策

文法・並べ替え作文のいずれにも必要となるのは正確な文法知識である。並べ替え作文では、熟語の知識も要求される。淑徳大学の入試では、まんべんなくすべての文法分野から出題されているので、文法・語法を一通り学習しておく必要がある。問題集を反復練習し、基本的な問題であれば機械的に答えが導き出せるレベルにしてほしい。目安として文法問題は1問約30秒、並べ替え作文は1問約2分で解答できることが理想である。文法・並べ替え作文は素早く解き、残りの時間を長文にあてるべきだと考えよう。

語彙(ごい)問題対策

大問2の語彙(ごい)問題はAとBの2つのパートからなっており、Aはイディオムを問う問題でBは語義を定義する問題である。イディオムは基本動詞+前置詞(副詞)というかたちのものが多く出題されている。基本動詞を含むものを中心に基本的なイディオムをしっかり覚えよう。Bは英英辞典の語義を定義する文に空所を空けた形式である。英英辞典を利用している生徒は多いとはいえないのが現実であるが、普段から英英辞典を引き、英語で英語を定義するという形式に慣れておけば、この問題は決して難しくはないはずである。