河合塾講師が分析する大学別・教科別学習アドバイス。昨年度入試の分析や今年度入試の対策・学習アドバイスを掲載しています。

英語

※前年度入試の学習アドバイスです。今年度情報は9月下旬より順次更新いたします。

2018年度入試の問題分析

例年どおり試験時間は90分で、前半60分が読解・文法問題(解答個数は34個)、後半30分がリスニング問題(解答個数は30個)である。すべてマークシート方式であり、和訳や英作文のような記述問題はないが、問題文や選択肢がすべて英語で書かれており、それらを読む時間も必要なので時間配分には十分に注意しよう。前半の60分の構成は、READING COMPREHENSION(読解)3題とGRAMMAR AND USAGE(文法・語法) 2題であり、正確な文法力を身につけたうえで文意を的確に把握する力と、前後関係から単語の意味を推測する力が求められている。後半30分のLISTENING COMPREHENSION(リスニング)はCONVERSATIONS(対話)とMONOLOGUES(一人で読み上げるもの)から構成されている。必要な情報を取捨選択して聞き取らなければならないので、常日頃から音声教材を活用して英語の音声のリズムやスピードに慣れておこう。

2019年度入試対策・学習アドバイス

推測を交えた語彙(ごい)力対策を

読解・文法・リスニングを問わず、すべての基本は豊富な語彙(ごい)力である。したがって、まずは単語集を何度も繰り返して対策しておくこと。神田外語大学では本文中の単語を別の英語で言い換えさせる出題が多いので、単語集に載っている訳語を機械的に暗記するのではなく、「この単語はこういうニュアンスだ」といったイメージで覚えておこう。さらに、「この文脈ではどういう意味で用いられているのか」という推測力も求められるので、普段から未知の単語が出てきた時にすぐに辞書を引くのではなく、「この流れからすると、こういう意味かな?」と推測してから辞書で確認する習慣をつけておこう。

文法対策は根拠を大切に

文法4 択問題だけでなく、一連の英文の空所を埋めさせる出題もあるため、様々な文法知識を駆使して正解を選ぶ必要がある。1問1問は標準レベルだが、全分野からランダムに出題されるので、市販の文法問題集を何冊か仕上げておくとよい。その際には解答を暗記するのではなく、根拠を自分の言葉で説明できるようにしておこう。

読解対策は能動的に

神田外語大学で合否を分ける鍵はやはり読解力だ。主題を選ぶ問題や内容真偽問題のような典型的な出題が多いので、センター試験レベルの読解問題集で徹底的に対策すればよい。お薦めなのは、「この段落で筆者は何を言いたかったのか」を1段落ずつ確認することである。そのためには漫然と読み進めるのではなく、「なぜその展開になっ たのか」のように自問自答しながら能動的に読み進める習慣をつけておこう。

リスニングは徐々に難度を上げよう

神田外語大学のホームページからダウンロードできる過去問の英語をいきなり聞き始めるのは難しいので、まずは「簡単に読めるレベル」の英文を「聞いて理解できるレベル」にすることが先決だ。そのためには、市販のリスニング教材のスクリプトを熟読して意味を確認し、そのスクリプトを繰り返し聞いて英語のリズムやスピードに慣れ、最終的にはスクリプトを見ずに耳だけで内容を理解できるようにする、という手順を踏むとよい。この作業に慣れてくれば、初めて聞く英語にも対応できるようになる。ここまできたら、過去問で(スクリプトを見ずに)純粋なリスニング対策に入ればよい。