河合塾講師が分析する大学別・教科別学習アドバイス。昨年度入試の分析や今年度入試の対策・学習アドバイスを掲載しています。

英語

2018年度入試の問題分析

大問6題が出題されており、解答形式はすべてマークシート方式である。読解総合2題(各5問)のほかに、会話文空所補充5問、対話文整序5問、文法・語法空所補充10問、語句整序5問という構成になっている。出題内容はバラエティに富み、幅広い角度からオールラウンドな英語力が試されている。難易度は、高校の教科書レベルの内容がきちんと理解できていれば十分に対処できる問題がほとんどである。ただし、試験時間に対して問題量が多く、読解問題の分量も多いので、かなりのスピードが要求される。読解総合は、400語程度の英文による「本文中での空所補充問題」と、600語程度の英文による「英問英答形式での内容一致問題」が出題されているのが特徴的で、英文量・設問形式・難易度のいずれもセンター試験レベルと考えるとわかりやすいだろう。語句整序は「日本文なし」の形式(選択肢は6つ)で文構造や構文を見抜く力が問われている。会話文や文法・語法を含め、全体的に標準的な学力を試す良質な問題がそろっているといえる。

2019年度入試対策・学習アドバイス

過去問対策は万全に

大問数が多く、出題内容も幅広いので、過去問を通して、時間配分には十分な配慮をしておきたい。定着している独自の出題形式に習熟しておくことが大切で、過去問を最大限に活用して万全の対策で本番に臨みたい。

文法・語法と会話文は必出

文法・語法問題では、中核となる基本事項が網羅的に出題されているので、これまでの授業の総復習を通じて、基本構文、文法・語法、語彙(ごい)などを確実に習得しておくことが最優先となる。会話文問題では、特別に難しい会話表現が出題されているわけではないが、応答表現などの基本的な会話表現に習熟しておく必要がある。文教大学の場合、ひと続きの対話文の1文おきに空所があるものと、5つの英文のうち4つを選んで並べ替えるものの2種類が出題されるので、前後の受け答えから、会話の流れを正確に読み取る力を身につけておくことが大切である。

表現力が多角的に試されている

語句整序問題では、語彙(ごい)や文法・語法だけでなく、正確な構文把握力が要求される。「日本文なし」の形式であるため、与えられた語をどのように組み合わせればよいかを見抜く力が必要で、英語の表現力が多角的に試されているので、十分な対策が必要である。

長文読解には速読力が欠かせない

一口に長文読解といっても、その形式は様々であるが、文教大学では、「英文の大意を把握して適切な語句を空所に補うもの」と「英問英答形式による内容一致」と形式が決まっているので対策は立てやすいはずだ。これまで読んできた教科書や問題集の英文を利用して、語彙(ごい)や文法事項などを確認しながら、正確な文脈理解に努めるとよいだろう。また、実際に問題を解く際には、まずは質問文に目を通し、どういう内容の質問が用意されているのかをあらかじめ確かめておいてから、本文との読み合わせをするのが効率的だろう。該当箇所が見つかったら、本文と選択肢の内容を吟味するという読み方に習熟しておくことが大切である。論説文や新聞記事を素材にするケースが多いので、日頃から新聞や雑誌の記事などを利用して、この種の英文を読み 慣れておくとよいだろう。