河合塾講師が分析する大学別・教科別学習アドバイス。昨年度入試の分析や今年度入試の対策・学習アドバイスを掲載しています。

英語

※前年度入試の学習アドバイスです。今年度情報は9月下旬より順次更新いたします。

2017年度入試の問題分析

跡見学園女子大学の入試はすべてマークシート方式で、大問は5題、試験時間は60分である。第1問は読解型で、英文に施された空欄に適切な語句を補充する問題や、英文の内容に沿った選択肢を選ぶ問題が設けられている。第2問・第3問は短文に施された空欄に適切な語句を補充する形式の英文法・語法問題である。第4問は与えられた語句を、与えられた英文に適するように並び替える問題である。第5問は短い会話に施された空欄に、適切な会話表現を補充する問題である。第1問の読解問題の素材文は、標準的な長さで構文・語彙(ごい)も易しく、問題も基礎的なレベルであるから、取りこぼしのないようにしたい。第2問・第3問は、同じ見た目だが、第2 問が主に英文法に関する出題、第3問が主に語法に関する出題である。問われているものは基本的なものであり、難問は出題されていない。第4 問の整序英作文は、いくつかの文法項目が複合されている出題であるが、これも基本的なものに限られている。第5問の会話も、問われているのは平易な会話表現であるから、安心して基礎の徹底を図りたい。

2018年度入試対策・学習アドバイス

まずは文法・語法の学習を徹底

第2問・第3問で必要な文法・語法の知識は、標準的なものではあるが、丸暗記ではなく、理屈立てて学習しておく必要がある。まずは教科書や参考書などを参照し、文法事項の理解に努める。そして標準レベルの文法問題集(学校傍用のものでよい)を解き、その知識を定着させるようにする。その際には、なぜその答えが正解なのかを、きちんと考えながら問題を解かなければならない。不明点や疑問点は、周りの先生に質問し、一つひとつ解消していくことを勧める。また、間違えた問題は、正しい英文を数回音読して、英文自体を覚えてしまうのもよい。特に苦手意識が強い場合には、高校受験レベルの問題集から始めてみよう。そのうえで、大学受験向けの問題集を、時制や仮定法など、分野ごとに参考書を通読し、問題を解く、というのも有効だろう。以上をひとつの問題集で繰り返したうえで、跡見学園女子大学の過去問にできるだけあたっておくとよい。文法・語法の知識の定着は、おのずから整序英作文の対策になっているが、苦手意識の強い人は薄い1冊をこなしておくとよいだろう。

読解問題対策は英文解釈から

跡見学園女子大学の読解問題に対応するためには、奇をてらったことをする必要はない。まずは英文の構造を把握し、正確に文意を理解するための標準的な英文解釈能力を身につけよう。そのためには、教科書や英文解釈のための問題集を用い、主語や動詞、目的語を把握しながら、英文を読む訓練を行う。そのうえでセンター試験レベルの長文問題の演習を行う。特にセンター試験は適切な難易度の長文が出題されているので、有用である。センター試験の問題が難しいと感じる場合には、文法・語法と同様、高校受験レベルの問題集から始めるのもよいだろう。そのうえで、できるだけ跡見学園女子大学の過去問にあたっておこう。このときに時間を計って問題を解き、読み取れなかった英文を正確に読む訓練をすること。間違った問題があればどうして間違ったのか、そしてなぜそれが正解なのかを毎回確認してほしい。