河合塾講師が分析する大学別・教科別学習アドバイス。昨年度入試の分析や今年度入試の対策・学習アドバイスを掲載しています。

英語

※前年度入試の学習アドバイスです。今年度情報は9月下旬より順次更新いたします。

2018年度入試の問題分析

大問5題から構成されており、すべてマークシート方式である。第1問が400語ほどの読解総合問題、第2問が文法4択問題、第3問が同意文完成(書き換え)問題、第4問が整序(並べ替え)問題、第5問が会話文の空所補充問題という全体構成は例年どおりである。読解・文法問題ともオーソドックスではあるが、高校範囲の語彙(ごい) や文法を確実にマスターしていないと解けない良問がそろっている。独立した発音・アクセント問題はないものの、読解総合問題のなかに発音・アクセントを問う小問が入っており、英語としての音にも注意して対策しておこう。会話文の空所補充問題は6つの選択肢から6ヵ所の空所を埋めるという形式なので、自信がある部分から埋めていけばよい。60分という限られた試験時間のなかで小問を計30問解答しなければならないため、かなりのスピードも要求される。第1問の読解総合問題 で時間を取り過ぎると第2問以降を解く時間が不足するので、知識系の問題である第2問以降から解き始め、後で第1問に戻るという解き方をお勧めしたい。

2019年度入試対策・学習アドバイス

語彙(ごい)は「音読」して対策せよ

語彙(ごい)力はスポーツに例えれば基礎体力に相当するものであり、文法・読解を問わず入試英語にとってすべての基本となるものだ。したがって、高校で履修する語彙(ごい)を確実に身につけることが最優先課題である。同意文完成問題や整序問題には熟語や構文の知識がダイレクトに問われるものもあるので、繰り返し音読しながら頭に叩き込んでおくとよいだろう。英単語をカタカナで漠然と認識するのではなく、可能な限り音声教材を有効活用して、正しい発音・アクセントを意識しながら何度も音読してマスターしよう。

文法は「根拠」を大切にせよ

文法はスポーツにおけるルールそのものだ。どんなに運動神経が優れていてもルールをよく知らないままでは試合に勝てないように、文法が不安なままでは決して英語力は伸びないので、英文を構成する文法ルールを自由に使いこなせるようにしておこう。1問1問のポイントは標準レベルだが、全範囲からまんべんなく出題されるので「どこかで聞いたような気がする」といった中途半端な知識ではまず対応できない。よって、文法問題集で対策する際には正解を丸暗記しようとするのではなく、その根拠を自分の言葉で友人に説明するつもりで取り組むこと。普段から「なぜこの形になるのか」「なぜほかの選択肢は不適切なのか」といった根拠を確認しておこう。

読解は「推測」を重視せよ

読解はスポーツにおける試合そのものであり、その出来・不出来が合否を大きく左右する。国際医療福祉大学の読解総合問題では、定番の和訳選択問題や内容一致問題だけでなく、空所補充問題や内容説明問題も課されており、1文1文を和訳してから考えるというよりは「大意を素早く捉える」という速読スキルが求められている。itやtheyなどの代名詞が指すものに注意を払いながら、 順接・逆接・対比のような論理展開に着目して手際よく英文の要旨を追いつつ、「この文脈なら、こういう意味合いの語が空所に入りそうだ」「この展開からすると、下線部はこういう内容のはずだ」といった推測を働かせよう。読解問題集などで対策する時には、このような推測力を鍛えるように意識すること。