河合塾講師が分析する大学別・教科別学習アドバイス。昨年度入試の分析や今年度入試の対策・学習アドバイスを掲載しています。



英語

2018年度入試の問題分析

医学部:長文読解が2題、文法的に正しいものを選択肢から選択する文法問題、語法上の誤りを選択する文法問題、語句整序式英作文がそれぞれ1題の計5題の大問構成の試験というのがほぼ定着している。長文の題材は例年医療系・科学系の内容が多く、2018年度は「ホルモンとは何か」「ゲノム編集」についての話題であった。語句注はほとんどないのでかなり専門的な話題や内容についての英文が読めるようになっている必要がある。

薬学部:長文2題、文法問題が3題、語句整序が1題で計6題の大問構成が、ほぼ定着している。小問が50問あるうち、30問が文法・語句整序にあてられているので文法問題重視の傾向がうかがわれるが、試験制限時間内に全部問題を解くには、効率よく素早く問題を処理していく必要がある。長文の題材としては医療系・生物科学系が多いものの、過去には理系以外の話題も出題されている。

2019年度入試対策・学習アドバイス

医学部:配点が高く設問数が多い長文対策を中心に行う。長文中での空欄補充は、熟語の前置詞や文脈上当てはまる語句の挿入などができるようにしておく。下線部語句の言い換えでは、かなりレベルの高い語についてもその意味を知っておくか、文脈から正しく意味を推測して言い換えられる語を見出す必要がある。内容把握については、表題をつけたり内容一致問題が課されたりするので、理解力を高める読みの訓練をしておこう。そして、下線が施された文の意味を問う問題は、選択肢が紛らわしくつくってあるので、構文に注意して正確に文意を把握する力をつけておくことはもちろんだが、複雑で文字数の多い日本語についても素早く正確に読解できる力をつけておく必要がある。

長文以外の文法・語句整序の問題は、15問しか出題されてないが、難度は高い。文法事項を全範囲学習し、文法の問題集に何度も取り組み、文法的に正しいもの・間違っているものについてしっかり考えて人に説明できるくらいにしておこう。語句整序も難度は高く、8~10個の選択肢を正しく並べ替え、しかも文法上排除すべき選択肢が1個含まれているというものである。過去問や私立大学医学部の他大学の類題などにもあたってみて、複雑な問題にも素早く解答できるようになっておこう。文法・語句整序問題には本試験では時間をかけることができない。

薬学部:文法を中心に対策をするとよい。文法の全分野から平均的に出題されているので、文法事項をまんべんなく学習し、そのうえで問題集などに取り組んでみて知識の定着を図る。特に基礎的事項の定着を図り、基本的な知識が問われるような問題は確実に解答できるようにしておく。難問や引っかけ問題のようなものは出題されないと考えてよいので、基礎・基本の定着を図る。語句整序問題についても、基本構文をしっかり習得することで対処できる。各文法分野で、例えば「比較」では倍数表現などを正確に書けるよう過去問や問題集にあたっておく。

長文では高校の教科書レベルの文章がきちんと理解できるだけの力をつけておく。そのうえで、長文中にある空所を補充したり、下線部の文意を日本語の選択肢から選択したりと、総合的な読解力が試される。過去問や長文を利用した読解総合問題に取り組んで読解力を養成しておくこと。