河合塾講師が分析する大学別・教科別学習アドバイス。昨年度入試の分析や今年度入試の対策・学習アドバイスを掲載しています。



英語

※前年度入試の学習アドバイスです。今年度情報は9月下旬より順次更新いたします。

2017年度入試の問題分析

医学部・薬学部ともに解答形式は全問マーク式で、記述式はない。両学部ともに長文総合問題、文法語法問題、語句整序問題が中心に出題されている。長文総合問題では、空欄補充、下線部の同意語選択、内容一致、表題付与などが出題される。また下線部が引かれた文と同じ意味の日本文を選択肢から選ぶという出題があるが、これは実質的に下線部和訳問題と同等のことが問われている。文法語法問題では、選択肢から文法的に正しいものを選ぶ典型的な問題と、文法語法上誤っている箇所を指摘するものが出題される。範囲は、動詞や名詞の語法をはじめまんべんなく問われる。語句整序は与えられた日本文を参考に、7~9個の選択肢を並べて正しい文を完成させるというもの。

2018年度入試対策・学習アドバイス

医学部:長文総合問題2問を含む、大問5題構成という形式は薬学部と類似しているが、長文の英文量はおよそ2倍、設問の文字量もおよそ2倍となっているが制限時間は同じ70分なので、時間内に解き切ることはかなり難しい。十分な問題演習および、問題処理のスピードを養成することが重要になる。文法を中心に学習を進めていくことは薬学部と同じであるし、問われている内容も基本的で重要な語法ばかりで難問、奇問はない。ただし、文法問題においても薬学部より選択肢が多いなど、解くうえで負荷がかかる形になっているので、問題集で十分な演習をこなすと同時に問題処理速度を速めることにも意識して取り組むこと。長文の題材については、新設されてから年が浅いため傾向を断じることはできないが「DDT(科学薬剤)」「ぜんそく」「結核」「認知症」と続いてきているので、医療系をテーマとした英文を読んでおくとよいだろう。英文中の下線部と同じ意味の日本語を選択肢から選ぶという問題が特徴的だが、語彙(ごい)レベルや構文レベルが高い英文の下線部和訳練習が有効だ。

薬学部:長文総合問題2問を含む、大問5題構成という形式を踏襲すると思われるが70分の制限時間で全問を解き終えるのは、やや苦労する。したがって演習をこなす際は英文を読む速さや、解答するスピードも意識して取り組むように。ただし、問われることは高校での英語学習をきちんとこなしてきたかをはかるものなので、学校での学習を中心に普段から英語学習にまじめに取り組むことが大切だ。対策の中心は文法学習になる。まずは、文法全範囲を教科書、参考書を中心に読んで理解すること。そのうえで問題集で演習を繰り返し、文法事項の定着に努める。長文中の空所補充でも、実はただの文法問題であることが多い。何が問われているのかを理解して、正しい文法知識をあてはめる練習をしておこう。さらに、その文法知識を正確に用いて、文中での語法上誤りである箇所を見つける、語句を正しく並べて英文をつくるという問題にも対処できるよう、問題演習に取り組んでおく。長文については、教科書レベルのものがきちんと読めるようにしておく。わからない単語や熟語はないか、意味が取れない箇所はないかなどをきちんとチェックしておくこと。