河合塾講師が分析する大学別・教科別学習アドバイス。昨年度入試の分析や今年度入試の対策・学習アドバイスを掲載しています。



英語

※前年度入試の学習アドバイスです。今年度情報は9月下旬より順次更新いたします。

2017年度入試の問題分析

出題形式は全学部共通で、解答時間は60分、記述式と客観式の両方である。大問4題で構成されており、第1問・第2問が読解問題(300~350語程度)、第3問が4択形式の文法・語法問題、第4問が和訳つきの語句整序問題となっている。レベルは基礎~標準的なものが多い。第1問の英文は「幼稚園児からの早めの就寝が肥満になるリスクを半減させる」(1月30日)についてである。内容説明(問1~3)、下線部和訳(問4)は記述式で、問5は内容一致問題(4つの英文選択肢からひとつ選ぶ)となっている。第2問は、「筋肉疾患の子どもが手を動かすことを手助けする最新医療機器」(1月30日)という内容の英文の空所補充選択問題(5問:4択)。第3問の文法・語法問題は10問。様々な文法項目からバランスよく出題されている。第4問の整序問題は選択肢6つを並び替える問題が5問。熟語、時制の知識を問うものや、動詞の語法、比較、接続詞、間接話法など文の構造に関わる文法事項を使った表現力が求められている。

2018年度入試対策・学習アドバイス

読解問題の攻略

第1問の英文自体は難しいものではないが、内容説明を記述する問題が3問あり、解答に時間がかかると予想される。効率よく英文を読むために、まず設問に目を通し、英文のなかのどの部分が問われるのかを意識して読むことが大事だ。設問は日本語で書かれているので読むのに抵抗もないうえ、これから読む英文の内容をつかむヒントにもなる。語彙(ごい)の面では医療関係の専門用語が出てくるが、医療系の単語すべてに注がついているわけではない。過去問を研究し、医療関係の語彙(ごい)は意識的に習得していこう。第2問の空所補充問題は、文法や語法の知識を使って解くのではなく、文脈に適した語を選ぶ内容把握力と語彙(ごい)力を問う問題となっている。段落ごとに何が書かれているのかを意識し、特に空所の前後の文を注意深く読み、内容的に矛盾しないものを選ぶ。

文法・語法問題の攻略

第3問の文法・語法問題は、基本・標準レベルだが様々な項目から出題されているので、文法・語法・語彙(ごい)に関するセンター試験レベルの知識は一通り身につけておく必要がある。知識が不十分な人は早い段階で文法単元別の問題集をこなしておくこと。文法の問題集を解くときには、「なぜ、その答えになるのか。ほかの選択肢がなぜ駄目なのか」という理由を自分で説明できるくらいまで深く取り組むこと。そうすれば、文法・語法の知識を、長文読解や英作文に生かせることになる。

整序問題の攻略

語句整序問題は、日本文が与えられているとはいえ選択肢6つを並び替えるので、文全体の構造把握力や構文の知識が足りないと苦戦する問題だ。この手の問題の攻略にはやはり、基本構文や頻出表現がしっかり頭にストックされていることが肝要だ。また選択肢のなかでも、特に動詞に注目すること。その動詞が自動詞なのか他動詞なのか、他動詞ならば、その後に目的語をいくつ取れるか、日頃から動詞周辺の知識はしっかりつけておくことが重要である。センター試験第2問Bと同じタイプなので、対策としては類似問題を数多く演習することだが、上記で述べたように答えを暗記するのではなく、正解に至る根拠を明確に言えるよう意識すること。