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金沢医科大学 生物
2008年度入試の問題分析
出題形式は全問題マーク式であった。設問は小問23問からなり、マーク数は30であった。ほとんどの設問が一問一答式の知識問題で、分野は生物Iと生物IIのほぼ全分野から出題された。生物Iからの設問は14で、細胞、組織、減数分裂、生殖細胞の形成、体液、神経、腎臓、遺伝子、光合成の計算に関する設問であった。生物IIの必修分野からの設問は5つで、遺伝子、呼吸、筋収縮に関する設問であった。
また、生物IIの選択分野からも出題され、森林の遷移、生態系、新口動物と旧口動物、動物の分類に関する設問であった。この、集団、および進化の分野はそれぞれ2題ずつ計4題出題された。全体的に見て、光合成の計算問題以外は生物I・IIの基本的な用語や現象に関する知識問題を中心とした出題で、データ分析などの考察問題は出題されなかった。
また、多くの受験生が苦手とする遺伝からの出題もなかった。そして、高校の生物I・IIの内容を超えるような問題は出題されなかった。出題された問題が知識中心で比較的易しく、問題量も解答時間に対して多くはないことから、受験生には高得点が要求される。
2009年度入試対策・学習アドバイス
教科書の内容をきちんと習得する
すべての設問が高校の生物Iと生物IIに即した基本的な知識問題なので、教科書に載っている基本的な用語や現象を正しく理解し、知識問題を確実に解けるようにしておくことが大切である。まず、高校で用いている生物Iと生物IIの教科書を中心に学習を進めるとよい。教科書に太字で表示されている生物用語や様々な生物現象のしくみなどを確実に習得することが必要である。
さらに、知識が確実に身についたかどうかを確かめるためにも、基本〜標準レベルの問題を中心とした問題集を繰り返し解くことで、知識の習得を図り知識問題を確実に解答できる力を養っておくことが大切である。ところで、たいていの問題集にはやや難〜難レベルの問題が載っていると思うが、そのようなレベルの問題を扱う必要はまったくない。
苦手な分野を作らないこと
2008年度に出題されなかった分野が今後も出題されないと考えてはならない。むしろ、これらの分野は今後出題されやすいと考えるべきである。実際、2008年度は遺伝からの出題がなかったが、遺伝を苦手とする受験生は多いので、出題されると得点差がつきやすい。また、生物IIの選択分野である集団と進化からそれぞれ2題の出題があったが、この分野は高校でどちらか一方の分野しか習っていない受験生も多い。
しかし、両分野から出題されたことから、たとえ高校で習っていなくても、集団と進化の両分野についても手を抜かずきちんと学習しておかなければならない。幸い、この分野の設問は易しいものが多いので、生物IIの教科書を読み、基本的な問題集を繰り返し解くことで一通りの知識は習得できるはずである。とにかく、問題の難易度が基本的で、生物I・IIのすべての分野から出題されることから、少しでも不勉強な分野や苦手な分野があると、大きな得点差がつくことになる。絶対に不勉強な分野や苦手な分野をつくることのないように、基本的知識をしっかりと習得しておこう。
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