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学習アドバイス
九州大学 理系数学
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最近の出題傾向 大学一覧へ戻る

【1】出題形式と傾向
 出題は5題で、全問記述形式。出題範囲は数学 I 、数学 II 、数学 III 、数学A、数学B、数学Cで、数学Bから「数列」、「ベクトル」、数学Cから「行列とその応用」、「式と曲線」を指定して出題される。解答時間は150分。2007年度は、微積分の応用、行列、空間ベクトル、確率、三角関数に関する証明問題から出題された。毎年数学 III の比重が高いが、ほかに数列、整数と証明なども出題が多い。

【2】問題のバランス
 典型的な標準問題と、九州大学が独自に工夫したオリジナル性が高い問題群がバランスを取って出題され、「手が付けにくい」と感じられる問題も見られる。これらは数学の原点にさかのぼって、深く考えさせるような形が多いが、教科書の範囲を超えるようなことはせず、逆に教科書の公式を証明させるような問題もある。また、いくつかの小問に分かれるので、完答できなくても部分点が取れるようにできている。

 
2008年度入試予想・対策 大学一覧へ戻る

【1】計算力をつける
 近年の傾向として、数学 III を含む2題程度は標準的な問題が出題されるので、まず完答を目標にしたい。ただし、解答の方針はわかっても、解きあげるまでに時間を要するような問題も多い。計算力の向上には力を注いでおこう。また、整数や個数の処理に関係する出題が多いのも最近の傾向で、数学が得意な人はここを得点源とすることができる。なお、合格ラインは年度、学部によって異なるが、この3年間では45%〜60%(医学科では70%〜80%)である。

【2】解法の暗記よりも考える訓練を
 教科書の内容をよく理解しているかを本質的に問う問題も多い。教科書にある公式の証明なども最近の傾向だ。また、高校数学の総合的な視点からの問題も目立つ。このような出題に対しては、入試のパターン問題の解法を暗記しようとした学習では太刀打ちできない。日頃から問題を掘り下げて考える練習が大切だろう。教科書をよく読むことがまず大切だが、教科書の問題だけでは奥行きの深さや計算レベルにおいて物足りないので、入試問題集などでできるだけ多様な種類の問題にあたって、様々な考え方や形式に慣れておくことが必要である。特に理系の数学にとっては、数学 III を中心にしたハードな計算を含む問題を数多くこなしておきたい。

【3】答案の「書き方」も大きなポイントに
 九州大学の入試の場合、二次の数学が得点に占める割合はかなり高い。したがって、九州大学合格を目標にするなら数学は二次中心で学習を進めよう。センター試験も二次用の学習で十分対応できるはずだ。特に理系をめざす高校3年生の場合は、数学 III 、数学Cで出遅れないように気をつけよう。
 答案は自分の考えを他人に読んでもらうものだから書き方には一定のルールがある。まず何よりも大切なことは論理性である。計算式を羅列しただけの答案は読みにくく、何を考えたかが伝わらないことが多い。逆に、要点がしっかり書いてあれば、途中の式変形をいちいち書く必要はなく、しかもわかりやすい答案ができる。教科書の解答例を手本に、読みやすい解答の書き方をマスターしてほしい。

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