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【1】計算力をつける
近年の傾向として、数学 III を含む2題程度は標準的な問題が出題されるので、まず完答を目標にしたい。ただし、解答の方針はわかっても、解きあげるまでに時間を要するような問題も多い。計算力の向上には力を注いでおこう。また、整数や個数の処理に関係する出題が多いのも最近の傾向で、数学が得意な人はここを得点源とすることができる。なお、合格ラインは年度、学部によって異なるが、この3年間では45%〜60%(医学科では70%〜80%)である。
【2】解法の暗記よりも考える訓練を
教科書の内容をよく理解しているかを本質的に問う問題も多い。教科書にある公式の証明なども最近の傾向だ。また、高校数学の総合的な視点からの問題も目立つ。このような出題に対しては、入試のパターン問題の解法を暗記しようとした学習では太刀打ちできない。日頃から問題を掘り下げて考える練習が大切だろう。教科書をよく読むことがまず大切だが、教科書の問題だけでは奥行きの深さや計算レベルにおいて物足りないので、入試問題集などでできるだけ多様な種類の問題にあたって、様々な考え方や形式に慣れておくことが必要である。特に理系の数学にとっては、数学 III を中心にしたハードな計算を含む問題を数多くこなしておきたい。
【3】答案の「書き方」も大きなポイントに
九州大学の入試の場合、二次の数学が得点に占める割合はかなり高い。したがって、九州大学合格を目標にするなら数学は二次中心で学習を進めよう。センター試験も二次用の学習で十分対応できるはずだ。特に理系をめざす高校3年生の場合は、数学 III 、数学Cで出遅れないように気をつけよう。
答案は自分の考えを他人に読んでもらうものだから書き方には一定のルールがある。まず何よりも大切なことは論理性である。計算式を羅列しただけの答案は読みにくく、何を考えたかが伝わらないことが多い。逆に、要点がしっかり書いてあれば、途中の式変形をいちいち書く必要はなく、しかもわかりやすい答案ができる。教科書の解答例を手本に、読みやすい解答の書き方をマスターしてほしい。
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